松下悦子ソプラノリサイタル@いずみホール

快晴の秋の日.久しぶりに聴く松下悦子さんの歌声は,あいかわらず立ち姿から声まで気品にあふれて,さらに響きが豊かになっていた.天使の声というより女神のような歌声に憧れてあんな風に歌いたいと思った頃があったなぁ,といろいろな出来事と共に記憶や思いが蘇った.このレベルには永遠にたどり着けないけれども,自分は自分の声を大切に自分らしい美しい歌声を造っていければよいのだと,ようやく気がついた.